シチリアの気候はワイン作りには最高の条件。さてどんなワインたちができるのでしょうか。
VINI BIANCHI(白ワイン)
白ワインはアルコール11.5〜12度。D.O.Cワインとして認められているアルカーモビアンコとエトナビアンコ。黄色をおびた色合いで芳香高くさっぱりした味わいなのでリゾットやパスタ、どんなお魚料理にもバッチリな相性。シチリア名物イワシ、イカスミのパスタ料理と一緒にどうぞ。
VINI ROSSI(赤ワイン)
シチリア赤ワインはアルコール12.5〜13度と高めで、ルビーやガーネットの宝石のような美しい色。品種よいタンニンは広がりのある持続性の香りを持つ。D.O.Cワインは4種類。ファロ、エトナロッソ、チェラスオーロディヴィットリア、ネオダヴォラ。ファロは輝くルビー色でデリケートなオレンジの香り。エトナはガーネット色よりの深いワイン色でキリッとした味。チェラスオーロは若い状態では控えめなワイン色、熟成を増すとビロードの深い色に。ネロは高いタンニン性と迫力あるボディー感で有名。お肉のラグー(トマトソース煮込み)、ロースト、炭火焼き、ワイン煮込みがワインにピッタリ。
VINI ROSATI(ロゼワイン)
黒ブドウから作られるロゼワインも沢山あります。アルコール11.5〜12度で丁度良い酸味と洗練された味わい。様々なお料理と相性がよく、パイ詰め料理、フライ、クレープ、レンズマメ、白身肉、鶏、お魚ローストなどのお共に。
VINI LIQUOROSI (リキュールワイン)
お食事の終盤にリキュールワインの登場。デザートワインとして最も有名なのがマルサーラ。タップリと熟成したマルサーラはオークやクリの幹色。食前、食後、デザートのお供に。または味の濃いものやピリッと辛い熟成チーズとも合います。高い評価があるモスカートはノートやシラクーザ、パンテッレリア地域で作られ、甘いドルチェ、ジェラート、フルーツと合う。アルコール度数16〜21のマルバジーアは金色でプリコットの香り。ワインだけで充分満足。
シチリアの旅の途中には是非本場ワインをご試飲ください!