紀元前4世紀、古代ローマ城塞都市として建設されたオスティア・アンティーカ。
当時5万人の人口を抱え繁栄したもの、ローマ市を横切るテヴェレ川の洪水によって埋まった町は、以後2000年後の発掘により人々の前に姿を現しました。オスティアは海沿いの町でありローマ海軍の重要拠点として栄え、海外との貿易港として商業都市としても発展していました。城壁に囲まれた都市は帝政時代に入りフォロや劇場などが建設されましたが土砂のため大型船の接岸が困難になりクラウディウス帝の時代にフィウミチーノに新しい港が建ち住民の移動によりオスティアは廃虚となってしまいました。当時の町の様子がよく想像できるオスティア遺跡はローマ観光客の人気スポットです。
この春、オスティア遺跡の円形劇場でモーツァルトのオペラ舞台が繰広げられます。ソプラノ担当するのはローマ聖チェチリア音楽院をみごとな成績で卒業した日本人女性。様々なイタリアの舞台で活躍中の彼女から贈られる最高の舞台を是非ご覧ください。大柄イタリア人に負けず華やかな歌声を会場いっぱいに響かせてくれることでしょう。
開催日:2006年4月2日 オスティア・アンティーカ劇場 午後4時開始
コンサート開催日のみ劇場&オスティア遺跡の入場は共に無料です。